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こんにちは。gamba流(ル)編集部のカナコです。

ビジネスにおける直感力の可能性についてご紹介した前回
直感とは、けっして非科学的な迷信ではなく、世界を変えたビジネスリーダーたちはその力をフルに活用してきたというお話でした。

さて、この直感力。
当たり前のようですが、何もないところから湧き出てくるわけではありません。
前回も引用した羽生名人の著書『直感力』にも、こんな記述があります。

考えて考えて、あれこれ模索した経験を前提として蓄積させておかねばならない。
また、経験から直感を導き出す訓練を、日常生活の中でも行う必要がある

では、ここからは具体的なトレーニング法を見ていきましょう!


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トレーニング① 
既成概念から離れ、言葉よりもイメージを意識する


まず、ご紹介したいのはこちら。
直感力を鍛えるのに必要なのは、3つのA――
 
Action(行動)
Awareness(気づき)
Acceptance(受容)

『IDEA HACKS!』など多くのビジネスパーソンに支持されているハックシリーズの著者であり、コンセプトクリエイターの小山龍介氏による説です。

直感力は今までのビジネスに一番欠けている部分。鍛えるためには物事を
イメージでとらえ、感情を豊かにして、その事実を受け入れることが大切です。
 
おいしいと感じたラーメン屋に入ってみる、ガイドブックを持たずに旅行に行くなど、
まずは自分の直感を信じてやってみる。〈=Action〉

仮に失敗してもそこで思いがけない発見があったりします。〈=Awareness〉

その発見を否定するのではなく、『意外とこういうものなんだ』と
受け入れることで〈=Acceptance〉、直感力が磨かれていきます。


小山氏によると、新しい発想を生み出す時の足かせになるのが、今までのやり方や経験。
逆にいうと新しい発見やアイデアを生むには、過去の既成概念から離れ、物事をイメージとしてとらえることが重要、とのことです。
 


トレーニング②
直感力をつかさどっている「右脳」を鍛える


続いては、「脳を鍛える」トレーニング法です。

脳は脳でも、右脳にフィーチャーしているのが臨床スポーツ心理学者の児玉光雄氏。
児玉氏は、イチローやタイガー・ウッズなどスーパーアスリートを研究する“スポーツ天才学”の第一人者。直感をつかさどっているとされる右脳を活性化させることで、直感力を鍛える「右脳トレーニング」を提唱しています。

今回は、その著書『一流をつくる「直感力」トレーニング』にある多種多様な方法の中から、今スグ始められる手軽なトレーニング法をご紹介します。

直感力トレーニング「中吊り広告法」
 
1. 中吊り広告を3秒間注視する
2. 目を閉じて広告の内容を思い出す

と、することはたったコレだけです。

思い出す際は、文章はもちろん、イラストや写真のディテール、全体のレイアウトなどをできる限り再現するのがポイントだそう。
「朝晩、トレーニングを繰り返しているうちに、内容を瞬時に読み取れるようになります。同時に右脳が活性化され、直感やひらめきの感覚が磨かれていきます」と児玉氏はいいます。 


 
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トレーニング③
日常生活に瞑想を取り入れる


3つめのトレーニング法は、ずばり「瞑想」。

瞑想=宗教的な修行というイメージも今は昔。近年は、ビジネスパーソンの能力開発やホリスティックな健康増進のツールとしておなじみですよね。
スティーブ・ジョブズが実践していたことは有名ですが、ビル・ゲイツ、ソニー創業者の井深大氏、京セラ・KDDIの稲盛和夫氏といった面々も、瞑想を取り入れているといわれています。

前出の児玉氏によると、瞑想などで頭がからっぽになった時、人間の脳はシータ波やアルファ波が出やすくなっており、これこそ直感力が最も発揮されやすい状態なのだそう。

以下は、児玉氏がすすめる「ベッドのうえでカンタン瞑想」。
直感が引き出されやすい脳の状態を習慣づけるために、毎日、起きた直後と寝る前の10分間行うといいそうです。
 
ベッドのうえで胡坐をかいて、気持ちを楽にする
手の平をうえにして、ふともものうえに置き、軽く目を閉じる
ただひたすら何も考えない。頭の中がからっぽになっていることをイメージする
まずは10分を目標にする
湧き上がってくる意識をすべてそのままにする
瞑想が終わったら、湧き上がってきた意識をメモしておく
   (何も記憶に残っていなければ書かなくていい)


一番のポイントは、とにかくぼーっとすること。
 
「脳が緊張状態にある時、直感は働かない」というのは、これまで登場した識者たちに共通する意見です。「余白がなければ、直感は生まれない。リラックスした状態で集中してこそ、直感は生まれる」と羽生名人も述べています(『直感力』より)。

とはいえ、普段、頭を酷使している人ほど、慣れないうちは何かしら考えてしまいがち。「頭をからっぽにする」こと自体が無理……という人も少なくないと思います。

ここからは個人的な意見ですが、そういう人におすすめなのが体を使うこと。

瞑想は心にダイレクトに働きかけるものですが、心と体はつながっているという前提の下、肉体をほぐすことで心理的なリラクゼーションを生み出す方法はたくさんあります。
身近なところでは入浴、そしてヨガのポーズなんてまさにコレですね。

また最近は、全身を使った即興劇によって直感力を鍛える「インプロビゼーション・ワークショップ」なるものも人気だそう。
こうした“カラダありき”の直感力トレーニングについても、今後、機会があれば取り上げてみたいと思います。


以上。直感力を鍛える3つのトレーニング法、いかがでしたか?

これまで見てきたように、経験の積み重ねによって直感の精度は上がります。長い目で見て、気軽にはじめられるものから取り入れてみてくださいね。
 

 

この記事の投稿者: gamba流(ル)編集部 カナコgamba流(ル)編集部 カナコ