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こんにちは! gamba流編集部のコージです。

今回はガンダム本に引き続き、チームビルディングに関するブックレビューとして『NASAのチームビルディング 組織パフォーマンスに革命を起こす「4-Dシステム」』をご紹介します。「4-Dシステム」で個人やチームの傾向を知って、パフォーマンス向上につなげていきましょう!

NASAのチームビルディング
チャールズ・J・ペレリン
アチーブメント出版
2010-06-30



「ハップル宇宙望遠鏡が欠陥したまま打ち上げられてしまった」失敗をきっかけに開発された手法

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著者のチャールズ・J・ペレリン氏はNASAで天体物理学部門のディレクターとして10年間にわたり指揮してきた人物だそうで、スペース・シャトルの打ち上げといったビッグプロジェクトにも関わっていました。

彼が大きな失敗を味わったのは、1990年にハップル宇宙望遠鏡が欠陥を抱えたまま打ち上げられた際のこと。この時のトラブルからプロジェクトチームのパフォーマンス向上のための手法を開発。「4-Dシステム」と名づけたその手法は、NASAの数々のプロジェクトと技術チームに導入されているだけでなく、科学者・技術者・マネージャーたちが自発的に実践しているツールなのだそうです。

ちなみにハップル宇宙望遠鏡とは、「地上約600km上空の軌道上を周回する宇宙望遠鏡で、大気や天候による影響を受けないため地上からでは困難な高い精度での天体観測が可能。(Wikipediaより抜粋)」というもので、ネイバーまとめでもまとめられるぐらいに、数々の素晴らしい宇宙の写真がインターネットでも公開されています。
 

チームと個人のパフォーマンスを分析するツール「4-Dシステム」

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4-Dシステムは、本書で述べられているように「チームと個人のパフォーマンスを分析する便利なツール」です。リーダーシップやチームの特徴を座標で表したもので4つの区分けがされており、それぞれに名前が付けられています。

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図の内容は筆者による一部抜粋です。詳細は書籍をご覧ください

本書ではこの区分けを軸にしてさまざまな分析や考察がなされています。

例えば第6章では『「4-Dシステム」を使って性格を色分けする』とあるように、個人の性格の傾向を知るためのツールとして使われています。実際に「論理・感情・知覚・直感」という軸でいくつかの質問に答えることによって、自分の性格の傾向が分かります。

私も実際にやってみましたが「論理派×直感派」の先見型になりました。社内の部署やプロジェクトチームの人たちにも試してもらって、どういったタイプの人たちで構成されているかを知ることも面白いと思います!

また第7章では『「4-Dシステム」で組織のカルチャーを分析する」とあるように、組織やチーム、会社のカルチャーがどのような傾向にあるかを「4-Dシステム」で知ることができます。

使い方としては、6章で個人個人のタイプを調べた後、7章で組織やチーム自体がどういったカルチャーにあるかを知ることで、個人と組織・チームのギャップが明確になります。

例を挙げると、個人の性格では「先見型」が多く集まっているチームだが、チームのカルチャーは「統率型」となっている場合では、

「先見型」のチームでは個々人の技能に追うことが多く、
チームはボトムアップのようなイメージで運営するのが望ましい


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しかし現状は「統率型」のチームとして、
マネジメントを効かせるためにトップダウンで運営されている

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ギャップが生じているので、個々人が「統率型」のチームであると意識する必要があり、
場合によっては先見型のボトムアップの運営に変える必要があるかもしれない

といった具合にチームビルディングを考える際のヒントとして役に立ちます。

また取引先のクライアントがどのような傾向にあるかも「4-Dシステム」で予想することで、相性の善し悪しが分かるので、「どうも取引先との関係が深まっていかないな…」とお悩みの方は、これからのビジネス展開を考える一助となるかもしれません。

NASAに在籍していた方が開発したため、技術者向きということではありますが、実際に試してみたところ、それ以外の職種の方でも利用できると思います。ご自身が所属・運営しているチームの傾向と対策を知るきっかけとして、興味を持った方はぜひ試してみてください!

また今回はレビューで終わりますが、近々gamba!のスタッフで「4-Dシステム」を試して、その結果をお伝えします。お楽しみに!


この記事の投稿者: gamba流(ル)編集部 コージgamba流(ル)編集部 コージ